- アダルトサイトを見ていたらウイルス警告が出て消えない
- 本当にウイルス感染したのか自分では判断できない
- 誰にも相談できず偽警告の対処法を調べている
アダルトサイトを開いた直後にウイルス警告が出ると、誰にも相談できないぶん一人で焦ってしまいます。表示された番号に電話しそうになった人も少なくありません。
本記事では、アダルトサイトでウイルス感染したのかを自分で確かめる手順と、偽警告を見分ける方法を初心者向けに解説します。記事を読めば、いま何をすべきかと、何をしてはいけないかがわかります。
結論として、アダルトサイトのウイルス警告はほとんどが偽物で、端末はウイルス感染していません。ページを開いただけでウイルスに感染するケースはまれです。偽警告に従って電話をかけたり、案内されたアプリを入れたりすると、そこから被害が始まります。まずは何もせず、下の手順で落ち着いて確認してください。
アダルトサイトのウイルス警告はほとんどが偽物

最初に知っておくべきことは、アダルトサイトに出るウイルス警告の正体です。正体がわかれば、慌てて操作する必要もなくなります。
- アダルトサイトを開いただけでウイルス感染することはまれ
- ウイルス警告の正体はブラウザに表示された広告
- 本物のセキュリティ警告はブラウザの中に出ない
- 危ないのは偽警告に従って行動したとき
アダルトサイトを開いただけでウイルス感染することはまれ
動画を再生したり、ページを見ただけで端末がウイルスに感染することは、現在のブラウザではまれにしか起きません。ブラウザには、アダルトサイトが勝手に端末を操作できないようにする仕組みが入っています。
ウイルス感染が起きるのは、ほとんどの場合で利用者が何かを実行したときです。ファイルをダウンロードして開いた、案内されたアプリを入れた、といった行動が引き金になります。
ウイルス警告の正体はブラウザに表示された広告
「ウイルスに感染しました」と出る画面の多くは、広告枠に表示された偽警告です。アダルトサイトの広告が端末を検査した結果ではありません。音が鳴ったり画面が振動したりするタイプもありますが、すべて演出です。
見た目を本物らしくするために、有名なセキュリティ会社のロゴを無断で使う偽警告もあります。ロゴがあるから本物、という判断はできません。
本物のセキュリティ警告はブラウザの中に出ない
ウイルス警告を見分ける決め手は、表示される場所です。本物の警告は、ブラウザの中ではなく端末側の通知として出ます。ブラウザで開いたページの一部として出ている時点で、偽警告と判断できます。
| 見分ける点 | 偽のウイルス警告 | 本物の警告 |
|---|---|---|
| 出る場所 | ブラウザで開いているページの中 | 端末の通知やセキュリティアプリの画面 |
| 電話番号 | サポート番号が大きく出る | 電話番号は出ない |
| 急かし方 | 残り時間のカウントダウンが出る | 急かさない |
| 日本語 | 不自然な言い回しが混じる | 不自然さがない |
| 閉じ方 | 閉じるボタンが効かない | 普通に閉じられる |
危ないのは偽警告に従って行動したとき
被害が生まれるのは、ウイルス警告そのものではなく利用者の行動です。表示された番号に電話すると、遠隔操作アプリを入れさせられたり、不要なサポート契約を結ばされたりします。
電話をかける、アプリを入れる、個人情報やカード番号を入力する。3つの行動だけは避けてください。何もしなければ、アダルトサイトのウイルス警告が被害につながることはありません。
アダルトサイトのウイルス警告が消えないときにやること

消えないウイルス警告は、上から順に試すとほとんど解決します。4つの手順を全部やっても5分もかかりません。
- ウイルス警告の画面をスクリーンショットで撮る
- ウイルス警告のタブを閉じてブラウザを終了する
- ブラウザの履歴とキャッシュを削除する
- 端末を再起動する
ウイルス警告の画面をスクリーンショットで撮る
消す前に画面を撮っておきます。撮影した画像はあとで相談するときの資料になるので、消さずに残してください。料金を請求する画面が出ている場合は、金額と連絡先が写るように撮影します。
撮影が済んだら、偽警告に表示されている連絡先には一切連絡しないでください。撮った画像は、相談先に見せる目的だけに使います。
ウイルス警告のタブを閉じてブラウザを終了する
最初にウイルス警告のタブを閉じます。閉じるボタンが効かない作りの偽警告なら、ブラウザのアプリ自体を終了してください。iPhoneならアプリスイッチャーから上へスワイプ、パソコンならブラウザごと終了させます。
ウイルス警告から離れるために、パソコンの電源ボタンを長押しする必要はありません。ブラウザを終了すれば、警告の画面ごと消えてしまいます。
ブラウザの履歴とキャッシュを削除する
再度ブラウザを開くと、同じウイルス警告が復元される場合があります。履歴とキャッシュを削除しておけば、前回のページは復元されません。
| 環境 | 削除の操作 |
|---|---|
| Chrome(パソコン) | 設定 → プライバシーとセキュリティ → 閲覧履歴データの削除 |
| Safari(iPhone) | 設定アプリ → アプリ → Safari → 履歴とWebサイトデータを消去 |
| Chrome(Android) | メニュー → 履歴 → 閲覧履歴データを削除 |
削除する対象は、閲覧履歴とCookieとキャッシュの3つです。期間は全期間を選んでください。
端末を再起動する
ここまでで消えない場合は端末を再起動します。ブラウザに残った表示の不具合なら、再起動でほぼ解消できます。
再起動しても同じウイルス警告が出続ける場合だけ、次の章の確認に進んでください。出続ける状態でも、慌てて有料のソフトを買う必要はありません。
アダルトサイトでウイルス感染したかを確認する手順

ウイルス警告が消えたあと、4か所を確認しておけば安心できます。どれも数分で終わります。
- 身に覚えのないアプリが入っていないか見る
- ブラウザの拡張機能を確認する
- 端末の標準機能でウイルススキャンをかける
- 課金履歴とカードの明細を確認する
身に覚えのないアプリが入っていないか見る
ウイルス感染していれば、多くの場合は入れた覚えのないアプリが増えています。ホーム画面ではなく、設定のアプリ一覧から確認してください。ホーム画面ではアイコンを隠せる場合があります。
見覚えのないアプリがあれば削除します。名前で検索して、何のアプリか確認してから消してください。
ブラウザの拡張機能を確認する
パソコンで勝手に入る可能性があるのは、アプリよりも拡張機能です。Chromeなら設定の拡張機能から一覧を開き、入れた覚えのないものを削除します。
広告が異常に増えた、検索結果が知らないサイトに飛ぶ、といった症状は拡張機能が原因のことが多いです。ウイルス感染を疑う前に、拡張機能の一覧を見てください。
端末の標準機能でウイルススキャンをかける
ウイルススキャンのために新しいソフトを買う必要はありません。Windowsなら標準のセキュリティ機能、Androidなら標準のスキャン機能が使えます。iPhoneはアプリの動作が制限されているため、そもそもウイルス感染しにくい作りです。
ウイルス警告から案内されたソフトは入れないでください。ソフトを入れさせること自体が目的の偽警告もあります。
課金履歴とカードの明細を確認する
実害が出るとすれば金銭面です。アプリストアの購入履歴と、クレジットカードの明細を確認してください。
身に覚えのない請求があれば、カード会社に連絡して止めてもらいます。連絡先はウイルス警告に出た番号ではなく、カードの裏面に書かれた正規の番号です。
アダルトサイトの偽警告でお金を請求されたときの対処

料金請求の画面が出た場合の考え方をまとめます。支払う前に3点を確認してください。
- 画面が出ただけなら支払い義務はない
- 偽警告に表示された連絡先には連絡しない
- 消費生活センターと警察に相談する
画面が出ただけなら支払い義務はない
ボタンを押した、画面が出た、という理由だけで支払い義務が生じることはありません。契約が成立していないためです。金額が大きくても慌てないでください。
アダルトサイトの偽警告に個人情報を入力していない場合、相手はあなたが誰かを特定できません。名前も住所も伝わっていないので、請求書が家に届く心配は不要です。
偽警告に表示された連絡先には連絡しない
偽警告の連絡先に連絡すると、電話番号やメールアドレスが相手に伝わります。伝わったあとは、請求や脅しの連絡が続きかねません。
既に連絡してしまった場合は、以後の着信を拒否したうえで、下の相談窓口に事実を伝えてください。遠隔操作アプリを入れた端末は、削除したあとに再起動します。
消費生活センターと警察に相談する
アダルトサイトのトラブルは、公的な窓口で相談できます。相談は無料で受けられます。
| 窓口 | 番号 | 相談できる内容 |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188 | 料金請求や契約のトラブル全般 |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 詐欺や脅しに関する相談 |
アダルトサイトが関係していることを話しにくく感じる人もいますが、窓口では日常的に扱っている相談です。内容を責められることはありません。
アダルトサイトのウイルス警告を防ぐ設定

同じウイルス警告を繰り返し見ないためには、先に環境を整えておく方法が有効です。4つとも一度の設定で終わります。
- OSとブラウザを最新の状態にする
- 広告ブロック機能を使う
- ポップアップのブロックを有効にする
- そもそも広告の少ないアダルトサイトを選ぶ
OSとブラウザを最新の状態にする
古いブラウザには、修正済みの弱点が残っています。自動更新を有効にしておけば、意識しなくても最新に保てます。
更新の通知を先延ばしにしている人は、いま適用してください。更新は数分で完了します。
広告ブロック機能を使う
偽警告は広告枠から出ます。広告を表示させなければ、ウイルス警告も出ません。ブラウザに拡張機能を入れる方法と、広告ブロック機能を持つブラウザに乗り換える方法があります。
拡張機能を入れる場合は、公式のストアで提供元を確認してください。広告ブロックを名乗る偽物も存在します。
ポップアップのブロックを有効にする
多くのブラウザには、勝手に開く画面をブロックする設定が最初から入っています。Chromeなら設定のサイトの設定から、Safariなら設定アプリから確認できます。
設定が有効になっていれば、別ウィンドウで開くタイプのウイルス警告はほとんど防げます。
そもそも広告の少ないアダルトサイトを選ぶ
最も確実なのは、過剰な広告を出さないアダルトサイトを選ぶことです。運営者が明記されていて余計な画面が開かないサイトを使えば、ウイルス警告に遭う機会そのものが減ります。
アダルトサイトごとの注意点は、下の記事でそれぞれ解説しています。
アダルトサイトのウイルス感染に関するよくある質問

アダルトサイトのウイルス警告について、特に質問の多い4点に答えます。答えを読んでも不安が残る場合は、公的窓口に相談してください。
アダルトサイトのウイルス警告は見分ければ怖くない

アダルトサイトでウイルス警告が出た瞬間は、感染したのか課金されるのか、頭が真っ白になります。誰にも聞けない話なので、一人で抱え込む人が多いです。
ウイルス警告のほとんどは広告枠に出た偽警告で、押さずに閉じれば終わります。撮影して閉じる、履歴を消す、アプリと明細を確認する。3手順を踏めば、自分の端末の状態を自分で確認できます。
同じ思いを繰り返さない近道は、広告の少ないアダルトサイトを選ぶことです。運営がはっきりしていて余計な画面が開かないサイトを、下の記事でまとめています。

