- TOKYO Motionを見ていたら突然ウイルス警告が出て焦っている
- 1回だけ開いたがウイルス感染していないか不安
- TOKYO Motionの警告にいま何をすればいいか手順で知りたい
TOKYO Motionを開いていたら、いきなり「トロイの木馬に感染しました」といった警告が出た。音が鳴り出して、画面が閉じられない。同じ状況で検索してたどり着いた人が大半です。
本記事では、TOKYO Motionのウイルス警告が出たあとにやることを解説します。知恵袋で実際に出ている4つの質問、「トロイの木馬の警告が出たが感染したのか」「見るだけでも危険か」「1回だけ開いてしまったが大丈夫か」「カメラを乗っ取られるのか」の順に並べました。記事を読めば、自分が対処の必要な側かどうかを5分で切り分けられます。
TOKYO Motionのウイルス警告は、画面が出ただけならウイルスに感染していません。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)も偽セキュリティ警告について注意喚起しています。IPAの説明も「画面が表示されただけであれば、パソコンは『コンピュータウイルス』には感染しておらず」という内容です。
警告が出たあとに何をしたかで分かれます。電話をかけた、何かを入力した、アプリやファイルを入れた、通知を許可したのどれかに当てはまる人だけ、対処が必要です。
TOKYO Motion(トーキョーモーション)の警告が出ても感染はしていない

最初に切り分けます。TOKYO Motionでウイルス警告の画面が出たことと、端末がウイルス感染したことは別の話です。
| 警告が出たあとの行動 | 必要な対処 |
|---|---|
| 警告が出ただけ | 対処は不要。画面を閉じるだけで終わる |
| 表示された番号に電話した | 通話を切って着信を拒否する |
| メールアドレスやカード番号を入力した | パスワード変更とカード会社への連絡 |
| アプリやファイルを入れた | 削除と自動継続課金の解約 |
| 「通知を許可」を押した | ブラウザの設定から許可を解除する |
TOKYO Motionの警告後に入力・インストール・許可をしたか確認する
思い出すべきことは3つだけあります。何かを入力したか。何かをダウンロードまたはインストールしたか。通知の許可を押したか。3つのどれもしていないなら、いま起きているのは画面が出ただけの状態にすぎません。
TOKYO Motionで動画を再生していただけの人も、対処が不要な側に入ります。ブラウザは、カメラやマイクを使う前に必ず利用者へ許可を求める仕組みです。許可を押していなければ、動画を見ただけで映像や音声が撮られることはありません。
偽のウイルス警告は音が鳴り電話番号が出る
IPAが注意喚起している偽セキュリティ警告には、共通する特徴があります。4つのうち1つでも当てはまれば、偽警告と判断できます。
- スピーカーから警告の音声が流れ続ける
- 「サポートセンターに電話してください」と電話番号が表示される
- 全画面表示になって閉じるボタンが見えない
- 検出されたウイルスの個数を出して不安をあおる
IPAが公開している例を挙げます。スマートフォン向けには「警告! ○○○がウイルスに感染しているので、早急の対応が必要です」という文言が使われました。「お使いのiPhoneが(13)個のウイルスにより深刻なダメージを受けています」という表示も確認されています。数を具体的に出してくるのは、むしろ偽警告の側の特徴です。
本物のセキュリティ警告はOSやセキュリティソフトが出す
本物のセキュリティ警告は、端末に入っているOSやセキュリティソフトが表示します。電話番号を出して電話をかけさせようとしたり、音声で急かしたりはしません。
ウェブページの中に表示され、電話をうながし、音が鳴る。3点がそろったウイルス警告を出しているのは、TOKYO Motionではなく広告の側です。
TOKYO Motionを見ただけでは感染しない

知恵袋でいちばん多いのは「1回だけひらいて少し見てしまった」「見るだけでも危険ですか」という2問になります。答えは上と同じで、TOKYO Motionを開いて再生しただけならウイルス感染しません。
TOKYO Motionの動画再生で起きることと起きないこと
TOKYO Motionで動画を再生すると、ブラウザに閲覧履歴とCookieが残ります。広告の表示回数も記録されました。ふつうのサイトを見たときと同じ範囲です。
一方で、再生の操作だけで端末にアプリが入ることはありません。アプリやファイルは、利用者が保存やインストールの操作をしないと入らない仕組みです。カメラとマイクも、許可を求める画面を必ず経由します。
危ないのは広告からの次の1クリック
危険が生まれるのは、ウイルス警告や広告に反応した次の操作です。IPAが確認している手口では、偽の警告から公式ストアのセキュリティアプリやクリーナーアプリへ誘導します。インストール後に「ウイルスが検出されました」と表示して、自動継続課金の登録画面へ進ませます。
自動継続課金の金額は高額です。IPAによれば「週毎に900円や、年毎に24,200円など、高額な設定になっている場合が多く」なっています。ウイルスではなく、課金が本体の被害です。
TOKYO Motionでカメラを乗っ取られる話はどこまで本当か
「アダルトサイトを見るとカメラで撮られる」という話は、知恵袋でもよく出てきます。ブラウザでの動画視聴では、カメラとマイクに許可が必要です。許可を求める画面を見た覚えがなく、押した覚えもないなら、撮影の経路は成立していません。
ウイルス警告に従ってアプリを入れた場合は話が変わります。アプリはインストール時にカメラやマイクの権限を要求します。心当たりのある人は、次の5手順に進んでください。
TOKYO Motionのウイルス警告が出た後にやる5手順

上から順に読んで、当てはまらない手順は飛ばして構いません。5手順とも自分の端末だけで完結します。
- ウイルス警告のボタンを押さずに画面を閉じる
- 何もしていなければTOKYO Motionの警告はここで終わり
- 情報を入力した場合はパスワードを変える
- アプリを入れた場合は削除して課金を止める
- 通知を許可した場合はブラウザの設定から解除する
ウイルス警告のボタンを押さずに画面を閉じる
画面の中の「スキャン」「修復」「OK」といったボタンは押しません。表示されている電話番号にも、絶対に電話をかけないでください。IPAも電話をかけないよう繰り返し注意喚起しています。
全画面表示で閉じるボタンが見えないときは、IPAが案内している方法が使えます。「ESCキー」を長押しして閉じるボタンを出現させ、ブラウザを閉じる操作です。スマートフォンなら、画面をタップせずにブラウザのタブごと閉じてください。
何もしていなければTOKYO Motionの警告はここで終わり
画面を閉じた時点で、入力もインストールも通知の許可もしていないなら、対処は終わりです。IPAも、偽の警告画面は閉じるだけで対処が済むと説明しています。
念のためブラウザの履歴とCookieを消しておくと、同じ広告に当たる頻度が下がります。TOKYO Motionを開き直す前に消しておいてください。
情報を入力した場合はパスワードを変える
メールアドレスとパスワードを入力した場合は、同じパスワードを使っているサービスすべてで変更します。使い回していたサービスも、順に変えてください。二段階認証が使えるサービスは、あわせて有効にしておきます。
クレジットカード番号を入力したなら、迷わずカード会社に連絡します。連絡先はカード裏面の番号か、カード会社の公式アプリの窓口です。ウイルス警告に出ていた番号にはかけません。利用明細に見覚えのない請求がないかも確認してください。
アプリを入れた場合は削除して課金を止める
入れたアプリはアンインストールします。IPAもアプリをインストールした場合はアンインストールするよう案内しています。ファイルを保存しただけで開いていないなら、保存したファイルを削除します。
自動継続課金に登録されていないかも、必ず確認してください。iPhoneはAppleサポートの案内から確認します。項目名は「サブスクリプション(定額制サービスの登録)を表示・変更・解約する」です。AndroidならGoogle Playの定期購入の一覧から解約できます。アプリを消しただけでは課金は止まりません。
通知を許可した場合はブラウザの設定から解除する
「人間かどうかの確認」に見える画面で許可を押させる手口があります。IPAは、CAPTCHA認証を装った画面で「許可」ボタンを押させる誘導を確認しました。押してしまうと「パソコンがウイルス感染した」などの根拠のない通知が繰り返し表示されるようになると説明しています。
閉じたサイトから通知が来続けるなら、原因は通知の許可です。Chrome(パソコン)なら画面右上のメニューボタンから「設定」を開きます。「プライバシーとセキュリティ」の「サイトの設定」に進んで「通知」を選んでください。見覚えのないサイトを許可の一覧から削除します。Android版のChromeも同じ「サイトの設定」から通知を開いて削除できます。
TOKYO Motionのウイルス警告を防ぐ設定

やることは2つあります。通知の許可を安易に押さないことと、広告を踏みにくい見方に変えることです。
ブラウザの設定でウイルス警告を減らす
ブラウザ側の設定を4つ変えるだけで、TOKYO Motionのウイルス警告に当たる回数は大きく減少します。どれも一度きりの設定で済みます。
- 「サイトの設定」で通知を「サイトに通知の送信を許可しない」側に寄せる
- ポップアップとリダイレクトのブロックを有効にする
- シークレットモードで開く
- ブラウザとOSを最新の状態に更新する
TOKYO Motionで広告を踏まないための見方
海外の動画サイトでは、再生ボタンに見える画像が広告だったり、1回目のタップで別のタブが開いたりします。1回目のタップで別のページが開いたら、広告だと考えて閉じてください。癖にするだけで、ウイルス警告に当たる回数は大きく減ります。
警告に急かされている時ほど、何も押さないのが正解です。時間制限のカウントダウンが出ていても、画面の中の演出にすぎません。
TOKYO Motionのウイルスに関するよくある質問

TOKYO Motionのウイルスについて、知恵袋で実際に出ている質問に答えます。答えを読んでも不安が残る人は、5手順の該当箇所に戻ってください。
TOKYO Motionの危険性と安全性は別記事で検証済み

本記事は、TOKYO Motionのウイルス警告が出たあとの対処に絞って書いています。サイトの中身や違法性の考え方は、TOKYO Motion(東京モーション)の解説記事でまとめました。総論から知りたい人は解説記事を先に読んでください。
広告のウイルス警告が煩わしい人には、広告設計のはっきりしたサイトへ移る方法が有効です。
TOKYO Motion(トーキョーモーション)のウイルス警告は押さずに閉じれば終わる

TOKYO Motionでウイルス警告が出た瞬間は、感染したのか課金されるのか、頭が真っ白になります。誰にも聞けない話なので、一人で検索を続けてしまう人が多いです。
画面が出ただけならウイルス感染していません。押さない、電話しない、閉じる。3つを守れば大半は終わります。対処が必要なのは、入力した人、アプリやファイルを入れた人、通知を許可した人の3通りだけです。
とくにアプリを入れた人は、消しただけで安心せず自動継続課金の一覧まで確認してください。焦って電話をかけないことが、いちばん大きな分かれ目になります。
同じ警告に何度も当たるのが嫌なら、広告設計のはっきりしたアダルトサイトへ移るのが近道です。運営が明記されていて余計な画面が開かないサイトを、下の記事でまとめています。
参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構の注意喚起3件を出典にしました。

